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未公開作(帰還兵編) [2本立て]

ストップ・ロス/戦火の逃亡者
Stop-Loss (2008年)
監督:キンバリー・ピアース
出演:ライアン・フィリップ 、アビー・コーニッシュ、チャニング・テイタム、ジョセフ・ゴードン=レヴィット

Stop-Loss(兵役延長制度)に納得がいかず、脱走兵となった男の葛藤を描くドラマ。
イラクでの危険な任務を終え、かろうじて故郷に帰ってきた主人公は、イラク再出征の命に逆らって逃亡し、地元選出の議員の力添えを仰ごうと、ワシントンを目指す。

戦闘終了後のイラクで治安維持にあたっていた米兵の多くは、州兵、新兵、囚人兵など言わば、セミプロ兵士だったようで、優秀な人材を確保する為に、このような制度が設けられたらしい。
自由の国アメリカらしからぬ制度だが、軍というのはそういうものなのだろう。

結局、主人公は紆余曲折を経た後に、軍に戻り、イラクへ再出征する道を選ぶ。
他国の為に命を懸ける者の心情などわかるはずもないが、日本も石油権益の為に間接的に参戦した以上、犠牲になった人々が大勢いることを心に留めておかねばならないと思う。

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バッドタイム
Harsh Times (2005年)
監督:デヴィッド・エアー
出演:クリスチャン・ベイル、フレディ・ロドリゲス、エヴァ・ロンゴリア、J・K・シモンズ

アフガニスタンから帰還した元兵士とその親友の無鉄砲な数日間を描くドラマ。
監督D・エアーが脚本を担当した「トレーニング・デイ」と同様に、キレ易い男とそれに振り回される気の毒な男の物語なのだが、起承転結がある話ではなく、いい年をした男の愚かとしか思えない行動をひたすら激しく描くという感じなので、少々退屈する。
要するに戦争で精神状態が不安定になり、思考能力を失った男の話で、暗に戦争批判を込めているのかもしれないが、もう少し脚本を練って欲しかったと思う。

C・ベイルは、この手の狂気を内に秘めた役を演じさせたら申し分ないと改めて実感。

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未公開作(ファンタジー編) [2本立て]

エンバー 失われた光の物語
City of Ember (2008年)
監督:ギル・キーナン
出演:シアーシャ・ローナン、ハリー・トレッダウェイ、ビル・マーレイ、ティム・ロビンス
ジェニー・デュープロ作の同名小説の映画化で、地下都市エンバーで暮らす人々に迫る危機を描くファンタジー。
地下都市の生命線である発電機の寿命が近づき、その異変にいち早く気がついた2人の若者は、先人の遺物を頼りに地上への道を探す旅に出る。
映画の大半はエンバーの状況説明に費やされ、冒険と言えるのは最後の数十分ほどなので、ファンタジーとしてはスケールの小ささが否めない。
そんな中、ヒロインS・ローナンはタイトル以上に光り輝いている。
一方、B・マーレーはいつも通り、やる気のなさに満ち溢れている。

cityofember.jpginkheart.jpg

インクハート/魔法の声
Inkheart (2008年)
監督:イアン・ソフトリー
出演:ブレンダン・フレイザー、イライザ・ホープ・ベネット、ポール・ベタニー、ヘレン・ミレン
コルネーリア・フンケ作の同名小説の映画化で、本を朗読すると、その部分が現実となる“魔法舌”と言う特殊な能力を持つ父娘の冒険を描くファンタジー。
9年前に幼い娘に「インクハート」という本を読んであげた際、本の中の悪役達を現実世界へ呼び寄せてしまった代わりに妻を本の世界へ送り込んでしまったモーは、以来、絶版となった「インクハート」を捜し求めていた・・・
設定は面白いのに、映像にすると意外に地味で盛り上がらないのは、“魔法舌”の効力に一貫性がないからだと思われる。
最後の最後で大いに盛り上がりはするものの、やはり一貫性がないように思う。

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未公開作(闘う女編) [2本立て]

ブライダル・ウォーズ
Bride Wars (2009年)
監督:ゲイリー・ウィニック
出演:ケイト・ハドソン、アン・ハサウェイ、 キャンディス・バーゲン
同時期に婚約した幼馴染の親友同士が、憧れの式場での結婚式を巡り、争うことになるコメディ。
対照的な性格ながらも仲良しだった2人が、些細な事から確執が始まり、互いの準備を妨害する子供じみた様子が面白い。とりわけ、A・ハサウェイの弾けっぷりは見ものである。
第三者の視点で見れば、全く争う必要もないシチュエーションに思えるのだが、日米結婚事情の決定的な違いの一つであるブライド・メイドを務めるというステイタスも関係しているのだろう。
勿論、最後は和解し、ハッピーエンドを迎えるのだが、ちょっと意外な着地を見せ、不完全燃焼という感がなくもない。

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オブセッション 歪んだ愛の果て
Obsessed (2009年)
監督:スティーブ・シル
出演:イドリス・エルバ、ビヨンセ・ノウルズ、アリ・ラーター
公私ともに順調なビジネスマンがストーカーに狙われるサスペンス。
基本設定は「危険な情事」だが、根本的に違うのは、男が浮気をしていない点なので、てっきり、仕事の面が絡んだ裏のあるストーリーなのかと思っていたら、何も裏はなかった。
となると、女ストーカーが何故あれほどしつこく、病的なのか謎である。
もうひとつ違うのは、最後に闘うのは女ストーカーと男の妻という女同士である点で、これは時代の流れだろう。
歌姫ビヨンセにとって、劇中で歌わない初めての役だが、やはり歌わないと魅力も半減。

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不朽の名作邦画の米版リメイク [2本立て]

イエロー・ハンカチーフ
The Yellow Handkerchief (2008年)
監督:ウダヤン・プラサッド
出演:ウィリアム・ハート、マリア・ベロ、エディ・レッドメイン、クリステン・スチュワート
77年作「幸福の黄色いハンカチ」のリメイク。
成り行きで、1台の車でルイジアナを縦断することになった中年男と若い男女が、旅を通して、互いの孤独な心が癒されることになるロード・ムービー。
オリジナルを観たのは、随分前のことなので、詳細は覚えていないが、こんなにジメジメした話だったかなぁというのが率直な印象。

連れの年齢を10代に下げたことで、不自然なトリオになったように思う。原作はアメリカ人作家ピート・ハミルの小説ということはつい最近知ったが、原作に忠実なのだろうか。

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HACHI 約束の犬
Hachi: A Dog's Tale (2009年)
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:リチャード・ギア、ジョーン・アレン、サラ・ローマー、ケイリー=ヒロユキ・タガワ
87年作「ハチ公物語」のリメイク。
大学教授と彼に拾われた秋田犬の深い絆を実話に基づいて描いたドラマ。
何故、今更ハチ公なのかという思いは拭えないが、やはり最後はジーンとなる。
しかし、この感覚はアメリカ人には伝わらなかったようで、アメリカでは一般公開が見送られた。
アメリカも日本と同様に、動物映画(特に犬系)は鉄板のジャンルで、ヒット作も多いが、そこには必ず冒険と笑いがある。本作のように、けなげなだけでは、物足りないということだろう。

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全米劇場未公開作 [2本立て]

ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション
Universal Soldier: Regeneration (2009年)
監督:ジョン・ハイアムズ
出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム 、ドルフ・ラングレン、アンドレイ・“ザ・ピットブル”・アルロフスキー
92年作の同名アクション映画の10年ぶりのシリーズ第3弾。
ロシアのチェルノブイリ原発が新生ユニバーサル・ソルジャー(NGU)を擁した過激派集団に占拠され、何故か応対することになった米軍は、旧ユニバーサル・ソルジャーを派遣して立ち向かう。
元空手チャンピオンのベテラン2人と、元UFC世界ヘビー級王者のA・アルロフスキーだけにアクション・シーンは迫力あり、なかなか見ごたえがある。
一方、ストーリーはあってないようなもので、新旧 or 旧旧のユニバーサル・ソルジャーが対決するだけと驚くほどシンプルな内容なので、全米で劇場公開が見送られたのも仕方なし。
それでも、パート4の製作が予定されているようで、しかも3Dになるという噂・・・

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ザ・エッグ ~ロマノフの秘宝を狙え~
The Code/Thick as Thieves (2009年)
監督:ミミ・レダー
出演:モーガン・フリーマン、アントニオ・バンデラス、ラダ・ミッチェル
タイプの異なる2人の泥棒が手を組み、厳重に保管された旧制ロシアの宝を盗み出すサスペンス。
女に現を抜かして危機に陥るラテン男、実は刑事、相棒は先刻承知、女もグルと90年代によく見かけたどんでん返しサスペンスの典型的パターンをなぞった何を今更感が拭えない作品で、本国アメリカでは既に見限られたジャンルにつき、劇場未公開も納得。
A・バンデラスもM・フリーマンも、過去に何度も演じてきたような役柄なので、2大俳優共演による面白みもない。
さらにひどいのは、任務に失敗し、面目丸つぶれなのに、女のハートだけはがっちり掴んでハッピーエンドという情けない結末で、「それでいいのか、バンデラス」と言いたくなる。
非英語圏の俳優は、ステレオタイプの役柄しか回ってこないハリウッドの厳しい現実を見た気がする。

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未公開作(ベテラン俳優共演編) [2本立て]

キルショット
Killshot (2008年)
監督:ジョン・マッデン
出演:ミッキー・ローク、ダイアン・レイン、トーマス・ジェーン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット
エルモア・レナードの同名小説の映画化で、事件の目撃者となり、証人保護プログラム下に入った夫婦と彼らの命を執拗に狙う殺し屋の姿を描くサスペンス。
別居中の夫婦が同じ家で暮らすはめになるという設定は「噂のモーガン夫妻」と同じで、殺し屋の視点からシリアスに作ったという感じの内容。一応、作られたのはこちらが先なので、「噂のモーガン夫妻」はE・レナードの原作を参考にしているのだろう。
勿論、M・ロークが殺し屋役なのだが、「目撃者は残すな」「標的は一発で仕留めろ」などと豪語しつつも、隙だらけで、説得力に欠けるキャラクターになっている。
一方、「(500)日のサマー」で好青年役が様になっていたJ・G・レヴィットの弾けすぎた悪役ぶりは見ものだが、やや過剰に感じる。
終わってみれば、J・マッデン監督らしからぬ内容のらしからぬ作品であった。
とってつけたように、アンソニー・ミンゲラ&シドニー・ポラックに捧げられていたのが、いかにもワインスタイン映画らしい。

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ダイヤモンド・ラッシュ
Flawless (2007年)
監督:マイケル・ラドフォード
出演:デミ・ムーア、マイケル・ケイン、ランベール・ウィルソン
1960年ロンドン、宝石会社に勤める女性社員と用務員が金庫に保管されているダイヤモンドを奪うという実話も基にしたサスペンス。
15年も勤めているのに女性という理由で出世を妨げられてきたヒロインが、社内の事情通である定年間近の用務員が企てた計画に協力するが、彼には彼女の知らないある目的があった・・・
半世紀も前の話なので計画とその実行がアナログ感に満ちているのだが、「バンクジョブ」の時とは違って、スリルやサスペンスといったものを出せていないのは残念。
しかし、後半の予想外の展開はなかなか面白く、予告編すら観る機会もなく、事前に余計な情報を得ることも無く観られるマイナーな未公開作ならではである。

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未公開作(お目当ては女優編) [2本立て]

それぞれの空に
The Lucky Ones (2008年)
監督:ニール・バーガー
出演:ティム・ロビンス、レイチェル・マクアダムス、マイケル・ペーニャ
ひょんなことから数日間、同じ車で移動することになった3人のイラク帰還兵が友情を育んでいく様子を描いたロード・ムービー。
原題は「幸運にも戦地から生きて戻れた者」という意味だが、運よく、生き残れたけれども、それぞれが別の苦しみや悩みを抱えているのが現状で皮肉の意味合いが強いようだ。
一見、重苦しそうな感じだが、予想外にユーモアに溢れた作りになっていて、面白い。
イラク戦争はキャラクターの背景に過ぎず、反戦思想や兵士賛歌の傾向は見られず、ごくごく普通のアメリカ人の姿を通して、人とのつながりの大切さを実感できる。
R・マクアダムス目当てで観た作品だが、思わぬ拾い物といった感じの作品で、数あるロード・ムービーの秀作の1本に加えてよいだろう。

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ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生
The Great Buck Howard (2008年)
監督:ショーン・マッギンリー
出演:コリン・ハンクス、ジョン・マルコヴィッチ、エミリー・ブラント、トム・ハンクス
落ち目の奇術師と新たに彼のマネージャーとなった若者の交流を描いたドラマ。
父親の期待に反してロースクールを中退した若者が、とりあえず生活の為、求人広告で見つけた老奇術師のマネージャーとなり、共に地方巡業に出る。
J・マルコヴィッチ演じる奇術師にはモデルとなる人物がいるようで、その人の伝記ともとれるし、若者の自分探しの物語ともとれる作り方なのだが、どちらにせよ、中途半端で特に見所も無い。
安定した生活の為に退屈な仕事を嫌々するのと、好きな仕事をして不安定な生活を送るのとではどっちが良いかというのがテーマなようで、アメリカン・ドリームの国では後者ということになるようだ。
E・ブラント目当てで観たが、出番が少なく残念。

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未公開作(M・セラ編) [2本立て]

紀元1年が、こんなんだったら!?
Year One (2009年)
監督:ハロルド・ライミス
出演:ジャック・ブラック、マイケル・セラ、オリヴァー・プラット
山奥の村を追放された原始人コンビが放浪のたびに出る時代劇コメディ。
「紀元前1万年」をベースに、旧約聖書のエピソードを交えたパロディで、話自体はそのくだらなさのおかげで、そこそこ笑えるものの、全体的にコント劇の域を出ておらず、お茶の間での暇つぶしに最適といったところ。
日本でもそれなりに知名度のあるJ・ブラック主演とは言え、未公開も仕方ない。
それにしても、こんなおふざけ映画に何千万ドルも投じてしまうハリウッドはやはり凄いところだ。

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キミに逢えたら!
Nick and Norah's Infinite Playlist (2008年)
監督:ピーター・ソレット
出演:マイケル・セラ、カット・デニングス、アレクシス・ジーナ、アリ・グレイノール
人気バンドのシークレット・ライブを求めて、夜のマンハッタンを彷徨う高校生の恋を描いた青春映画。
振られた彼女に未練タラタラのニック、ニックの元彼女トリスの同級生ノラ、そんな2人が出会い、友人達といっしょにライブ会場を探すうちに、ノラの友人が迷子になったり、互いの“EX”に振り回されたりと、右往左往しながらも、恋に落ちるというまさに青春の1ページという感じのお話。
スーパーバッド 童貞ウォーズ」や「JUNO/ジュノ」の時と同様、冴えない高校生役が板に嵌っているM・セラはさておき、相手役のK・デニングスは、若い頃のウィノナ・ライダーを思い起こさせる風貌で、今後に注目したい。

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未公開作(M・ライアン編) [2本立て]

ハリウッド式 恋のから騒ぎ
The Deal (2008年)
監督:スティーヴン・シャクター
出演:ウィリアム・H・メイシー、メグ・ライアン、エリオット・グールド、LL・クール・J
かつて1度だけ脚光を浴びた脚本家が、甥が描いた脚本の映画化で最後の賭けに出るコメディ。
ハリウッドのいいかげんな映画製作の現場を皮肉る業界コメディ+水と油の男女プロデューサーが恋に落ちるロマコメという構成が、どっちつかずの印象なのは否めないが、19世紀のイギリスの政治家の話がイスラム教徒が主人公のアクション映画に様変わりしてしまうなど、前者のパートはなかなか興味深いものがあり、そこそこ楽しめる。
最近のハリウッドは映画製作のプロではなく、にわか成金がプロデューサーとなって幅を利かせ、碌でもない作品を作ってしまうケースが実際にあるらしい。
そうした素人プロデューサーを揶揄するのが狙いだが、あまり露骨にすることもできず、ロマコメ仕立てでお茶を濁したという感じ。

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あいつはママのボーイフレンド
My Mom's New Boyfriend (2008年)
監督:ジョージ・ギャロ
出演:アントニオ・バンデラス、メグ・ライアン、コリン・ハンクス、セルマ・ブレア
若きFBI捜査官が任務で母親とその恋人を監視することになるコメディ。
3年振りに実家に帰ったヘンリーは、別人のように痩せてきれいになった母親の新しい恋人がFBIが追う美術品強盗団の主犯格だったことがわかり、母親ともども監視するはめになる。
設定は面白いのに、コメディとそうでないパートのバランスが悪く、中身はイマイチという残念な出来栄えの作品。
A・バンデラス演じる新恋人の正体は、早い段階でおおよその察しがつくのだが、いざ明らかになると、それまでの行動に疑問が出てくるような不自然なもので、興醒めする。
スペイン人なのだから、もっと適した設定がいくらでもあるのに何故?という感じ。

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未公開作(C・ファレル編) [2本立て]

ヒットマンズ・レクイエム
In Bruges (2008年)
監督:マーティン・マクドナー
出演:コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン、レイフ・ファインズ
指令でベルギーの古都ブルージュにやってきた2人の殺し屋の物語。
中世の面影を残すブルージュの街並を背景に、前半はコメディタッチで展開していくが、後半は邦題が示す通り、登場人物が次々と死んでいく風変わりな作品で、なかなか面白い。
本格的なラブ・ストーリーでも撮りたくなるような美しい場所で、クライム・コメディを作ってしまう監督&脚本のM・マクドナーのセンスが、何となくイギリス人っぽくていい。
日本人好みのクライム・コメディで、2008年度ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞という付加価値がありながらも劇場未公開となってしまったのは、C・ファレルの不人気さ故だろうか。

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プライド&グローリー
Pride and Glory (2008年)
監督:ギャヴィン・オコナー
出演:エドワード・ノートン、コリン・ファレル、ノア・エメリッヒ、ジョン・ヴォイト
警官4人が殺害される事件を機に明るみになった警察内部の汚職に巻き込まれる警官一族の苦悩を描くドラマ。
過去の過ちを悔やみ正義を貫く主人公、現場の最前線に立つうちに悪に染まった義弟、署の評判や自身の保身を気にかける兄、組織への忠誠を重んじる父。ありがちなキャラクター設定だが、それぞれのドラマは見応えがあり、決着の付け方が気になる。
ところが、その肝心のクライマックスが時代遅れというか、現実味に乏しく、最後の最後でトーンダウンしてしまい残念。
E・ノートン&C・ファレル、メジャーでもマイナーでもない微妙な立ち位置の2人が主役だけに、未公開も仕方なしといったところ。

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