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アンダーワールド:エボリューション [タイトル:ア行]

Underworld: Evolution (2006年)
監督:レン・ワイズマン
出演:ケイト・ベッキンセール、スコット・スピードマン、トニー・カラン
underworld2.jpgunderworld_evolution.jpg
ヴァンパイアとライカン(狼男)の何世紀にも渡る争いに決着をつけるべく戦う女戦士の物語。
一説によると、ヴァンパイアは映画史上、最も数多く登場するキャラクターらしく、それだけ西洋では人気が高いということなのだろう。
とは言うものの、本作を単にヴァンパイア・ムービーやモンスター・ムービーと呼ばれるジャンルに分類してはいけない。人間を襲って血肉を食らうといった定番のシーンがないことからもわかるように、ヴァンパイアやライカンというのは単なる設定に過ぎず、実は2大ファミリーの抗争を描いた歴史絵巻である。このように書くと映画ファンなら理解してもらえると思うが、この「アンダーワールド」シリーズは名作「ゴッドファーザー」シリーズへのオマージュと言える作品で、事実、大ボスの死、新たなる後継者の誕生、身内の裏切り、暗殺など似通ったシーンが多く見られる。
本作は前作の後日談という形式で描かれ、1作目を観ていないと状況設定などがよくわからないところもあるが、1,2と続けて観ると前後編の一つの物語としての整合性、すなわちシリーズの醍醐味を堪能できる(この辺も「ゴッドファーザー」と同じ)。近年は脚本不足ということもあり、シリーズ化される映画が多いものの、その多くは同じ主人公の別の話に過ぎないが、今作のように1作目の続きを描きながら過去も描くことで物語の成り立ちを明らかにし、その時間的な奥行きを広げるという続編の本来あるべき姿と言えるような作品は少ないだけに、ファンタジー映画に過ぎないとは言え、映画ファンにはうれしいスタイルである。
また、自らも映画ファンを自認しているL・ワイズマン監督の演出は変に凝ったスタイルもなく、王道的で観客の望むべき展開を熟知している感があり、流行のワイヤーアクションにしても、本場の香港映画のようなくどさもなく、使い方を心得ているように思われる。周知の通り、この後「ダイハード4.0」を撮ることになるのだが、製作会社が抜擢した理由がわかるような気がする。
とにかく、次回作が楽しみな新進監督の1人である。

アンダーワールド
Underworld (2003年)
underworld.jpgunderworld.jpg
アクションが得意とは思えないK・ベッキンセールをここまで格好良く見せてしまうL・ワイズマンの演出が光る。
nice!(4)  コメント(5)  トラックバック(1) 
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コメント 5

てくてく

「ダイハード」の大ファンだったという監督さんですよね。
「ダイハード4.0」もなかなか面白かったです。
自分が大好きだったシリーズを監督できるってスゴイことですよね^^
by てくてく (2008-07-02 14:39) 

hash

u4さん、こんばんは。
nice!ありがとうございます。
by hash (2008-07-03 00:35) 

hash

MOBYDICKさん、こんばんは。
nice!ありがとうございます。
by hash (2008-07-03 00:35) 

hash

てくてくさん、こんばんは。
L・ワイズマンは「ダイ・ハード」の名シーンを自ら再現して撮影していたらしいです。そんな人がシリーズの監督をするとは、アメリカンドリームという感じです。
nice!&コメントありがとうございました。
by hash (2008-07-03 00:38) 

hash

xml_xslさん、こんばんは。
nice!ありがとうございます。
by hash (2008-07-04 21:31) 

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