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ロッキー・ザ・ファイナル [タイトル:ヤ・ラ・ワ行]

Rocky Balboa (2006年)
監督:シルベスター・スタローン
出演:シルベスター・スタローン、バート・ヤング、ジェラルディン・ヒューズ
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飽くなきチャレンジを続けるボクサーとそれを支える妻の愛を描く20世紀の人気シリーズの16年ぶりの新作にして完結編
WOWOWでは本作の放映にあたり、過去5作品も放映されたので改めて鑑賞したが、この6作目に一番感動してしまった。
観る前は、キーパーソンであるエイドリアンが出ないのは何故だろうと思っていたが、過去の栄光にすがって生きている年老いた男が再度、輝きを取り戻すべくリングに上がる決意をするというメインテーマを描く為には、愛する妻と幸せな余生を送っているわけにはいかなかったのであろうと納得できる。また、60歳近いボクサーが現役チャンピオンとリングで戦うという無理な設定も、強すぎるが故に人気がないチャンピオン、コンピューター上での擬似対戦という現実的な要素を取り入れることで、説得力のあるものにしており、過去シリーズにおいても時代の流れを作品に取り入れているS・スタローンの映像作家としての手腕を再認識した。
先日、映画館で観た「ランボー」では多くを語ることのなかったS・スタローンだが、ここでは、「挑戦しようとする人間を止める権利は誰にもない」、「夢を追い求めるその心意気を尊重すべきだ」、「大切なのは前に進み続けることだ」など最近では聞くこともなくなった熱い名セリフを連発し、これまでならエイドリアンが言っていたロッキーへの励ましの言葉も、「情熱は持っていても、それを燃やせる人は少ない」「自分の信じること、するべきことをするべきだ」と別の人物によって語られ印象深いものとなっている。
インディ・ジョーンズがH・フォードでなければならない以上に、ロッキーはS・スタローンでなければならないのはわかりきったことだが、90年代前半にライバルスターだったA・シュワルツェネッガーに倣って、コメディ映画に出演して失笑を買い、キャリアを低迷させていた男が、周囲の冷めた目をよそに自らのキャリアの代名詞である2大ヒーローをカムバックさせ、成功させたことは、他人事ながらも勇気をもらったような気がしてうれしい。
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コメント 4

てくてく

私も、なんか素直に感動してしまった作品です。
(観る前までは“今さら”感が無かったと言えば嘘になるかも^^;)
エンディングであの階段の所(←あれれ、名前が浮かばない・笑)で、
皆がロッキーの真似しているのを観て、
『愛されている作品』なんだな、としみじみ思いました。
by てくてく (2008-07-09 12:05) 

hash

てくてくさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
私も予想外に感動してしまいました。
エンドロールも皆、楽しそうで、また感動でした。
ところで、ロッキー像はどこへ移されたのでしょうか?
by hash (2008-07-11 00:39) 

オカピー

>S・スタローンの映像作家としての手腕
正に。
「ロッキー」第1作で示したように脚本を書く力は元来相当ありましたよね。ジョン・G・アヴィルドセンみたいな細かな演出はできなかったですが、本作では相当腕前を上げたなあという印象を抱きました。

>コメディ映画に出演して失笑を買い
ところが、おっとどっこい、ここに彼の喜劇作品をそれなりに評価している男一名あり(笑)。
少なくとも、大根中の大根シュワちゃんの喜劇より遙かにまともに作られていました。「オスカー」なんて小傑作だと思いましたがね。
by オカピー (2008-07-12 22:36) 

hash

オカピーさん、こんにちは。
コメント&TBありがとうございます。

>「オスカー」なんて小傑作
確かに「オスカー」は昔風の喜劇でなかなか面白かったと思います。
次の「刑事ジョー」で、オムツをはいてしまったのが大失敗で、この失敗をその後ずっと引きずってしまい、過小評価されてしまったように思います。
by hash (2008-07-13 16:22) 

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